犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら


ランチタイムから、微妙に集中出来ない自分の気持ちをなんとか誤魔化して、終業時間まで頑張った私を誰か褒めてほしい。



精神的にへとへとになった私は、そのまま電車にふらふらっと乗り込み、自宅の最寄り駅から徒歩5分程度にある居酒屋『なごみや』の暖簾をくぐった。



「おー、結菜ちゃん、オツカレ。
今日はいつもより早いね〜」


なんて、なごみやの店長、ゴンさんがあたたかく迎えてくれた。


「今日はなんか、疲れたんですよ〜
ビールください!」


いつものカウンター席に座って私がへなへなっと座って机に突っ伏していると、


「はいよ、今日でやっと木曜だもんな。
お疲れ様」


とキンキンに冷えたビールが出てきた。

このビールをごくごくと飲むのが私の生活の中での1番の至福の時間だ。


くぅ〜っ うまい!


なんて、思っている私は女子として終わっているだろうか…。


心配にはなるけれど、今はそんなのどうでもいい!
とりあえず、頑張った自分へのご褒美♡


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