99%アンドロイド

「……ハカセ、ボクは…」


ようやく口を開けたかと思えば、急にボクのニンゲンでいう「クビ」あたりが締めつけられ、ボイスシステムがうまく機能しなくなった。


『言うな、A!!』


あの「声」の抵抗力が強く、ボクのカラダはガタガタと震える。


「ど、どうしたんだ、A?」


ハカセは不安気な顔でボクの様子を見ている。


「ハ、ハカセ……ボク、は……◯▲※…」


うまく機能しない。


ボクは必死でクビを締めつけてくるものと戦った。


摩擦でクビもとのシステムやバッテリーが熱くなってくる。


「A、しっかりしろ、どうした、何が言いたいんだ!?」

「ハカセ、ボクは……ボクは……」


カラダの震えが止まらない。


ニンゲンでいう「ハツネツ」みたいに、ボクのカラダはどんどん熱くなっていく。


「だめだ、一度オフにする」

「……エ?」


ハカセは真剣な顔で立ち上がると、ボクの背中に回り、ウナジのふたを開けた。


「お前はこのままだと壊れる」


待って、違うんだハカセ。


頼むからオフにしないでくれ。


ボクはハカセに、ニンゲンでいう「メ」で訴えかけた。


だけどハカセは気にも止めず、今にもボクの電源を切ろうとしている。


___ダメだ!

このまま切られてしまうと、せっかく構築したプログラムが全て解除されてしまう!


「ダ……ハカセ…ダ……◯※■…!!」


お願いだから、言わせてくれよ!!!

< 31 / 40 >

この作品をシェア

pagetop