実話、私は風俗女性記者でした!
しばらくしても帰ってこないし。
みんな、心配になっちゃって。

スタジオで機材の下敷きになったりとか。
そういう、良くない想像ばかりしてた。

結局、いくら待っても帰ってこないから
代表者を決めて、ヒゲさんを迎えに行ったの。

私も、めでたく(?)代表者になって
スタジオに行ったら、ちょっと入り口が騒がしくて。

スタジオの前に、警備員さんが来ていて
なんだか、ヒゲさんと警備員さんの声が聞こえるんだよね。

「この箱、本当にあなたのですか?」
少し、緊張気味の警備員さんの声。

「そうです、ボクのです」
あせる、ヒゲさんの声。

「本当ですか? あけていいですか?」
警備員さんの厳しい声がして、
私たちはあわてた。

だって、その箱には
女子高生の制服が入ってるんだもん!
< 4 / 42 >

この作品をシェア

pagetop