実話、私は風俗女性記者でした!

2:将来はエロ主婦?

ヒゲさんと、ご飯食べながらこんな話になった。

「サキミさー、結婚したら旦那にこの仕事言うの?」
男性的には気になるらしい。

「どうかなー。仕事だし言うかな」
私は、全然隠す必要はないって思っていた。

「でもさー。旦那に何ていうの?」

「うーん、普通に言うよ。今、風俗雑誌担当してるんだって」

「へー。じゃあ、いい店紹介してって言われたら?」

ヒゲさん、いい質問だね!
正直、結婚してみなきゃわからん。

「駅裏の雑居ビルの3Fにあるエリーの、新人のミクちゃんオススメとか言っちゃう?」
私は、ちょっと調子にノッテ言ってみた。

すぐノッテくるのが、ヒゲさん。
「熟女がいいんだけどー。って言ったら?」

「熟女会の島田婦人は最高らしいよ」
おもわず、答えちゃって。

「接待したいから、VIPなお店がいいんだけど。って言ったら?」
まだまだ、ノッテくるヒゲさん。

「じゃ、セレブdeセレブの特別室は? ベッドはキングサイズだし、床暖房完備だよ」
思わず、データベースからひっぱっちゃって。

「サキミ、即答じゃん! すごすぎ!」
ヒゲさんは散々爆笑したあげく
「離婚されない?」って一言。

「たしかにねー」

この時、あの地域の風俗店という風俗店のデータが入ってたもんね。
こんな、エロ妻イヤでしょ?

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