君が笑ってくれるなら、それでいい。〜君のいない世界〜
最後の言葉を君に 優希said
優希said

遠くの方で、美桜が泣いている気がする。

ゆっくりと目を開けると、白い天井が目に入った。

たくさんの機械も。

(美桜……?)

起き上がろうとしても、体に力が入らない。

なんとなく、悟った。

僕はもう、死ぬのではないか、と。

さっき聞こえた、美桜の泣き声は聞こえない。

さっきのは気のせいだったのだろうか。

美桜は、泣いていないだろうか。

本当はこんなはずじゃなかったのに。
< 102 / 120 >

この作品をシェア

pagetop