恋は闘い~双子の想い~
 

「うん。いいよ…」



「ありがとう」



「私…彰悟君と両想いになったの?」



「あぁ」



そして、また影が重なったと思ったら翠が離れた。



「どうしたの?」



「……好…きって言ってよ。
言ってくれなきゃこーゆーのはしたくないの!!」



「は──────?今さらかよ??」



翠の大きな声に続き、彰悟君の大きなため息と声が聞こえてきた。



「彰悟君にとったら今さらだけど!!
さっきから想うっていうけど好きって言ってくれてないから・・・・・・言って欲しぃの……」



翠が恥ずかしくてか声が小さくなっていった。



 
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