バリトンボイスで囁いて
45階からエレベーターへ乗る

二人だけの空間に、惜しむように酔いしれた

お酒とマリンの香り

ほろ酔い気分に任せて、大胆になってみようと思った

二度とないかもしれない。

鼓舞して深呼吸をする

「今日は、本当にありがとうございました。
すごくいい思い出になりました。それで、、、
最後にキス、、、して欲しいです、、、。」

ありったけの勇気を前面に出したのに、

弘人さんの答えは、、、

「それは、、、出来ない」

だった、、、。


< 102 / 119 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop