バリトンボイスで囁いて
重々しい空気が私と弘人さんの間で渦巻いてる

息が苦しい、、、

なんだろう、、、酸素がうまく入ってこない

「っ、、、はぁ、、」

胸元のニットを握り締めてうずくまった

そこで意識を手放した


遠くから微かに呼ぶ声が聞こえる

…菜々!菜々!、おい、…

あぁ、せっかくのバリトンボイスなのに、、、

ちゃんと聞けないなんて、、、

もったいないなぁ、、、

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