というわけで、結婚してください!
「敵に塩を送る気か?
 不気味だな」
と言う尊に、

「そうじゃないですよ。
 まあ、万が一、尊様が巻き返して、清白の跡継ぎになられたら、尊様に仕えるようになるので睨まれたくない、というのもありますが。

 ……このままだと、征様が不幸になりそうな予感がするので」

 じゃ、と言って、その場を後にした。

 これ、誰かに見られたら、クビかな~と思いながら。






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