好きって言わせたい〜恋に臆病な彼が本気になったら、溺愛がとまりません〜

押さえてる手のひらを、ペロッと舐められ咄嗟に手を離してしまったら、彼は私の腰を抱き甘い雰囲気に持っていこうとする。

大丈夫かな?
驚くよね⁈

「あのね…」

「うん」

おでこへのキスが始まった。

「聞いてる?」

「聞いてる」

「今日、病院に行ってきたの」

「体調悪いのか?」

急に心配顔になり、私の顔色を伺っている。

「今はまだ、大丈夫かな…だけど、もう少ししたら吐き気とか出てくるかもしれないんだって」

「頭でも打ったのか?」

今度は、頭部に外傷がないか見ている。

もう、違うんだよ。

彼の手を取り、下腹部に手を持っていった。

「…まさか」

「うん、赤ちゃんできたの。喜んでくれるよね?」

時期的に、彼が好きだと言ってくれた時にできた子だと思う。

「…あの時か⁈」

彼も思い当たる節があるらしい。

「まさか、あの一回で妊娠なんて」

顔を手で覆い、表情がわからなくて不安になってくる。

おろせって言わないよね?

「ふっ、ふふふふふ…できてしまえって思って抱いた通り、愛梨のお腹に俺との子ができたのか。あははは…サイコーだ。もう、婚約期間なんて言ってないで、明日にでも籍を入れに行こう。その前に愛梨のご両親に結婚の承諾をもらわないといけないな」
< 99 / 105 >

この作品をシェア

pagetop