【短編】1冊のノートに彼の言葉

相手の幹事、香川 晴也は
なんともチャラそうな男だった。
似た者同士のように見える
2人だけど、決定的に違った所は
彼は損得勘定の損の部分を
選べるという所だ。

彼の連れてきた男の人は
美姫さんのお眼鏡にかなったようで
積極的にアプローチしていた。

ここは美姫さんの独擅場。
私にとってはこれっぽっちも
楽しくない場所だった。

頃合いを見て帰ろうと思いながら
私は目の前に用意された料理を
お皿に取る。

合コンは飲みの場という事は
分かってる。でも、それなら
こんなにも料理を頼まなくても
良かったのではないかと思った。
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