クラスメイトの告白。





まだ蒸し暑さが残る中、夏休みが終わった。


今日から新学期がはじまる。


早く休みが終わってほしい。


学校に行きたくてしかたがない。


そんなふうに思ったのは、学校生活で初めてかもしれない。


昨日の夜はあまり眠れなくて、今朝も早くから学校に行く準備をはじめた。


髪の毛も、いつも以上に時間をかけて丁寧に巻いた。


朝から元気いっぱいといいたいところだけど、学校に着いて、いまになって眠気が襲ってきている。


私は大きなあくびをしながら、校舎の廊下を歩いていく。
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