クラスメイトの告白。


「ええっ!?」


「ちゃんと風杏パパに許可もらったよ」


「風杏パパって……許可もらったって……いつのまにそんな仲良くなったの?」


お父さんといい、お母さんも、伊原くんの布団を私の部屋に用意するなんて……。


「俺、気に入られたみたい」


前にうちの両親が病院で伊原くんと会ったとき、お父さんが帰りの車の中で、伊原くんの髪が長すぎだとか、ぶつぶつ文句言ってたのに。


伊原くんが変装のためにカツラをかぶってることは、あのときお父さんたちには言わなかった。


お母さんは、伊原くんが私を助けてくれたことに感謝していたけど、あのときから伊原くんのこと彼氏だって誤解しているみたい。


「そういえば……今日変装しないで、うちに来たの?」
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