残念な堀井さん。
「間宮さんに彼氏が居るなんて、どう見ても分かりますよ。素敵な人だもん。
堀井さん、本当に鈍感と言うか見る目無さすぎ」

キーボードを叩く指を止めないで伝えると、「うぅっ」と隣から泣き声が聞こえる。

堀井さんが泣いていようと私に関係ない。
だって堀井さん、失恋しようが何しようが商談には響かないんだもん。

そこさえ、しっかりしていてくれたら私はこの人に何も求めていない。

「つれないなぁ…。
慰めてよー。慰めると思って合コン開いてよー」

慰めると合コンがどうしたら=(イコール)になるのだろう。
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