短編集
story.12 嗚呼、夢なら醒めてくれ



    君 は 、 信 じ る か ?








「よォ、久しぶりだなァ。逢いたかったよォ、とっても。」



突如音も無く現れた妖しく嗤う目の前の男に、勿論見覚えなど無い。



「アノ時の御返しを、しに来てやったぜェ?」



何の事だか、先程から皆目検討がつかない。



「其の顔は未だ状況を把握できていない様だが。そんなの俺には関係ないンだよねェ」





    君 は 、 信 じ る か ?







「ほゥら、俺の此の首の傷。 忘れたとは言わせねェぜ?」



男がトントン、と2回。自身の首根っこ辺りを指して謂う。

其処には確かに、鋭利な横引きの古傷がひとつ。だが其れが何だと。



「いやァ、あの時は呆気無く負けちまったけどよォ。今回は、お前が死ぬ番だ。」







     ―― な あ 。
    君 は 信 じ る か ?
   こ ん な 夢 物 語 を 。












「さァて、百年前(いつか)の復讐を。」







さァさ。

殺し合いの、はじまりヨ。






**嗚呼、夢なら醒めてくれ。
The die is cast.
(20131119)


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――――――――――――――― それは、とある冬の日のことだった。 ~:*・・*:~ 冷たい風が吹くとき。 甘美な声と柔らかく大きなあたたかい手が わたしを、わたしの未来を攫ってゆく。 「君を、迎えに来た。」 嗚呼、どうかこのまま――。 + 。 ・ ――――――――――――――― この物語はフィクションです。 実在の人物及び団体とは一切関係ありません。 20161230~ ――――――――――――――― thanx. phantom http://nanos.jp/phantom0/ ―――――――――――――――

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