再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
「怒鳴ってごめん、驚いた?昌磨が聞き分けないから」


「うん…ちょっとね。もう平気」


本当はまだ心臓がドキドキしてるけどね。


「ねぇ…もう一回かけてみたら?あたしはリビングに行ってるから」


「一通り話したし、また同じことだろ。いったん様子みる」


「そうなんだ…。別れたくないって?」


それはそうだよね、学校でもそんな感じだったし。


「まーな。環奈の俺への依存、昔から強くてさ…。無視してる時期もあったんだけど、なんか俺もついなにかできないかって思って」


「涼真くんは優しいから…」


「優しいのかな。傷つけたくないって思うけど、結局俺があいつを傷つけてるんだよな」


困ったように笑うから、あたしまで胸が痛くなってきた。


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