ずっとそばで
足のきずあと、完全には消えない…
通常よりは綺麗になると思う。
でもあとは残ってしまうんだ…」











「そっか…
でもスカートおる回数を1回少なくすれば見えないと思うし、大丈夫だよ。
でも…誠はこんな傷あとのある病弱女なんて嫌だよね…
嫌だったら嫌って言ってね。
誠が望むなら、私は…わたしは…」










自分から言っているくせに、もし今誠に"じゃあ別れよっか"って言われたらと考えると涙が溢れてくる…









何も言えなくなった私を誠はそっと抱きしめた。










「千春、よく聞いて。
俺は、千春が好きだから千春と付き合ってる。
傷あとがあってもなくてもこの気持ちは変わらない。
だって、傷あとがあってもなくても、
千春は千春だから。」










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