濃密に溶かしてあげる
その声色はどこか儚げで、消えてしまいそうに、、、

「なら、試させてくれ、、、」
「ちょっと、なに、言ってんの?」
「好きなんだよ。どうしても、諦められない。」
「、、、どうしろって言うの?」

緩んだ腕から見上げれば、切なそうに見つめる
瞳と視線が交わる

なんで?

本気、、、なの?

私はその切なそうな瞳に吸い込まれるように、
自分からキスをした

そこからは止まらなかった

彼は私の存在を確かめるように、愛しそうに、

「愛してる、杏、、、」

幾度と耳を掠める囁きは、私の甘い声と沈んでいく

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