濃密に溶かしてあげる
挙動不審な彼
長時間パソコンとにらめっこは無理だ

根っこが生えそうな椅子から立ち上がると、
そのまま給湯室へ、背伸びしながら向かった

やっぱり肩凝るわー。

給湯室のドアは開けっ放しがほとんどだ

あれ?珍しく閉まってる
誰かいるのかな?

ノックをしてみても、、、シーン。

閉めて出てったとか?

そう思って豪快にドアを開けた

「あ!」

鮫島め、立ったまま寝てサボってるなんて、
いい度胸じゃないの

壁に凭れかかって、目を閉じてる彼の唇にこっそりと
マシュマロをくっつけた


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