最愛~一夜の過ちから御曹司の溺愛が始まりました~
「……すみません」
別に私が怒られているわけではないのだが、自分が責められている気分になる。
「まあ、君に言って上が変わるわけじゃないがな。来月から忙しくなる。各部署の部課長呼び出してヒアリングするからよろしく頼む」
蓮見さんはデクスの上で手を組んでフッと笑った。
凄い人がやって来た。
しっかり気を引き締めてやらないと。
「わかりました。月曜日の予定は今のところ変更ありません」
彼の目を見て返事をするが、ギュルルと私のお腹が鳴る。
嘘でしょう?このタイミングで鳴らなくても。
すぐにお腹を押さえるが、まだ鳴り続けて……。
一瞬微妙な空気が流れた。
じっと私を見ている蓮見さんの視線が痛い。
彼は何も言わないが、絶対にお腹の音聞かれた。
何もなかったような振りをして残りのファイルを片付けてしまうと、自席に戻って書類を整理する。
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