またきっと君を好きになる。

しかも、明日は丸一日私のために時間を取ってくれていて、しかもその夜にはレストランを予約してくれているんだって。


「そんなに大したところじゃないよ? 叔父さんが経営してるとこだし」

「で、でも! だって、どうしよう。予約するようなレストラン、私ちゃんとした服持ってない!」


慌ててそう言えば、たっくんはブハッて吹き出した。

「ともはそのままでも可愛いよ」て。


そういう問題じゃないのー!!

優くんは乙女心が分かってないんだから。


お母さんが結婚式の時に出席した時、桜色のワンピースを来ていたから、あれを借りよう。それがいい。

楽しみだなあ。



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