偽りの甘い罠
そこには3人の女性と1人の男性。

場違いな気がして落ち着かない。
上から下までなめ回すように、品定めされてるし。

何よりも視線がすごく痛い

「コイツが彼女。有村 紗英」

親指を横にして私を指した

なに、その俺様的な態度は、、、コイツ呼ばわり?

「はじめまして。有村 紗英です。」

すると、1人の女性が両手をパンと胸元で叩くと
ケーキみたいな甘い声を発した

「良かった~。絶対に嘘だと思ってたからさー。
だって、匠ったらモテるくせに特定の彼女作ろうと
しなかったのよー。ねー?」

「そうそう。だから安心した。しかも、しっかりして
そうな人だし。匠くんの顔目当てではなさそうだもの」

え?なに?これ、、、

思ってたのと違いすぎるんですけど?


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