偽りの甘い罠
「おい、有村!!バカヤロー!何やってんだよ、、、
しっかりしろ!頼むから、、、、、」

「あ、あ、あ、、、あぁー!!!紗英ー!」

青柳の取り乱した姿、初めて見たかも、、、

良かった、、、青柳が無事で、、、

半狂乱のあの人は、周りにいた通行人たちによって
取り押さえられていた

ドクドクと脈打つスピードが加速する

ベットリとした液体が徐々に浸透して服を濡らしていく

「、、、あ、、お、やぎ、、」
「いい、何もしゃべるな。大丈夫だからな。今、
救急車来るから。頑張れよ。」
「う、、、ん、、、」




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