叶わなくてもいいから、恋したい。
このまま家まで行くのかな?

そう思っていたのに翔輝はまさかのリビングへ行った。

「親父、母さん、ひかり。話がある。」

そう翔輝が言うと三人ともリビングに集まってきた。

翔輝は私を椅子の上に下ろし、空いている椅子に腰かけた。

「えーと。りかが留学から帰ってきた。」

「おかえり!」
「待っていたぞ。」
「りか、可愛くなったね。」

りっちゃんもお父さんもひかりちゃんも変わっていない。

ひかりちゃんは、ますますりっちゃんに似てきて美少女になっている。

「だから、俺はこいつと結婚したい。」

え?

「えー!!!!!!」
< 305 / 313 >

この作品をシェア

pagetop