別れても好きなひと
「先輩の気持ちは?」

「好きだよ。その気持ちは変えられなかった…。」

ずっとしまってきた想いを口にすると自分自身から気持ちが溢れて止まらなくなった。

大悟が好き。

「私たち、仲間ですね。」

渚はそう言って私を抱き締めた。

まだまだ若い渚に救われる。

心の中で感謝を繰り返した。
< 155 / 329 >

この作品をシェア

pagetop