別れても好きなひと
少し戸惑いながら店内に入ると「先輩!」と渚が駆け寄ってきた。
「北澤さんが怪我しちゃって、高橋くんのお父さんが亡くなって…先輩が移動してから大変です!」
「まぁまぁ。店長いる?」
気持ちを切り替えてきたつもりでも一気に緊張する。

渚のあとについていくと接客している大悟がいた。

渚が大悟に声をかけると大悟はお客様に断りを入れて私の方へ向かってきた。

「忙しいのに、協力ありがとうございます。仕事内容は塚山から聞いてください。夜は7時半まで勤務いただけると助かります。よろしくお願いします。」
「はい。」
大悟はかなりそっけなくその場を去った。
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