別れても好きなひと
私は毎日ストールを巻いて出勤した。季節は3月。まだまだ寒い。大悟とはストールをもらった日からは仕事のこと以外は話してない。話す暇がない。

「じゃあ、見るぞ」

スタッフルームで発表されたばかりの系列店のランクを見ようと小さなパソコンのまわりにスタッフが集まっていた。

カウントダウンと同時に私たちの店舗が1位である事実に一瞬の沈黙のあと…

「よっしゃ~!!!」

スタッフは歓喜の声をあげた。

これにはみんな大喜びでその日は日付が変わるまでお互いを褒め称えていた。
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