不本意ですが、エリート官僚の許嫁になりました
「無理じゃない。これからどうせ全部見る」

腹の立つことに豪は器用に私のブラジャーのホックを外してしまう。これで背中から腰までは丸見えだ。

「夜の帳が降りてから暗い部屋で互いを探りあいながら優しく睦み合うってのが相場でしょうがぁぁ!!初めての夜はぁぁ!!」
「おまえ、詩的に言ってるけど、それ結構エロい表現だぞ」

そう言って豪は自分のシャツを脱ぎ、ベルトも外してしまう。
待って!まだ、豪の裸を見る覚悟もできてない!

「わわ、私の身体……たいしたことないから、ほ、ほほんとに見せられない」
「翠のボディラインなら春にジムで見てる。おまえが思うより身体の凹凸ははっきり見えていたな。周りにスタイルいいのを誇示してたぞ」

嘘……。私はよかれと思って最新のウェアを買ったのに。そんなに悪目立ちしてたの?というか、豪、ちゃんと見てたのね。

「服着てないのは……まだ無理……」

精一杯言い訳するけれど、豪はしれっと言う。

「着衣プレイがいいのか?」
「そんなこと言ってない!!」

ふざけてるのか大真面目なのかわからないけど、豪が余裕たっぷりなのが憎たらしい。
丸まりながらこの状況の回避に頭を使うけれど打開策が見つからない。
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