強制食料制度
気絶する
12月の夜は寒く、シャワーで温まった体も一瞬にして冷えて行く。


それでも昼間しっかり眠ったおかげで、頭はスッキリした状態を保つことができていた。


しばらく歩いていると昨日との変化を感じた。


昨日はクリスマスのイルミネーションをしていたけれど、今日はその明かりが見当たらないのだ。


まだ深夜というワケでもないのに、街の中は静まり返っている。


家々の明かりもポツポツとついているだけだった。


みんなもう眠ってしまったんだろうか。


そう思いながら昨日と同じように公園へ向かった。


この時間の公園は人気もないし、休める場所もある。


しかし、いつもはついているはずの街灯がついていなかった。


身を隠さないといけないあたしにとっては好都合だけど、違和感が胸騒ぎへと変化していく。


今日はどこかおかしい。
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