定期購読ドール
その顔は笑っていて気味の悪さを感じさせた。


「自殺するまで、追い込まないの?」


耳元でそう言われ、アケミは息を飲んで後ずさりをしていた。


涙は笑顔を張り付けてこちらを見ている。


「なんで……それを……?」


「なに? どうしたの?」


千夏が涙とアケミを交互に見る。


涙は小学校も中学校も違うから、なにも知らないはずだ。


仲間は裏切っていないし、イジメの証拠もすべて処分して、あの出来事は闇に葬られたはずだ。


「なんで知ってんだよ……」
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