定期購読ドール
「助けた? 助けてない?」


良樹は質問をしながら、ズボンのポケットから小型ナイフを取り出した。


アケミの顔が一種にして青ざめる。


「……助けたことなんて、一度もないよな?」


良樹がそう言った時、二人の首に髪の毛が絡み付いた。


そのまま一気に締め上げられ、呼吸が止まる。


「ぐっ……! うっ……」


「はははっ。苦しんでる顔のアケミも、すごく可愛いよ」


良樹はアケミの頬をそっと撫で、ナイフを自分の首元へ押し付けた。


「大丈夫。寂しくないからね。あの世でず~っと……一緒にいよう」


良樹は笑顔を浮かべたまま、ナイフで首を真一文字に切り裂いた。


パックリと開いた肉の間から噴水のように噴き出す血。


それはアケミの顔を真っ赤に染めあげていく。


恐怖と苦しみにもがくたび、髪の毛はきつくきつく食い込んでいく。


良樹の体がドサリと横倒しに倒れた時、アケミと千夏もその動きを止めたのだった。




END

< 316 / 316 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:41

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

怪異ハンター

総文字数/52,711

ホラー・オカルト190ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「怪異ハンター」 僕らは僕らの弟を探すために 怪異ハンターになった
#自殺志願者募集

総文字数/77,454

ホラー・オカルト290ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
#自殺志願者募集 私と一緒に死にたい子 集まれ!
海姫物語

総文字数/36,953

恋愛(純愛)136ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「海姫物語」 幼い頃事故にあった私たちは海に浮かぶ孤島で暮らしている 私たちの存在はひた隠しにされ 世間から隔離される…

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop