星の手紙
☆☆☆

あたしにネックレスをくれた翌日、ひいおじいちゃんは死んだ。


その頃はまだ人が死ぬという意味がわかっていなくて、動かなくなったひいおじいちゃんを見てただ怖いと感じていた。


ひいおじいちゃんの体が家に戻ってきても、葬儀の日も、あたしは泣かなかった。


ようやくひいおじいちゃんとは二度と会えないのだと理解し、大泣きをしたのは一週間も経過してからのことだった。
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