彼女のセカンドライフ
第六章 最高神に使える農夫からの導き

その頃、凪美子の息子の件で、何も知らない弁護士の岩路が、武尊に話があり、また会いたいと思っていた、そんなことから、武尊の現状を知る。

岩路を通して、やっと凪美子と息子も、武尊が重篤な症状であり、過酷な治療に臨んでいることを知る。
 
休日、リハビリを終えた息子と、お茶をしていた穏やかな昼下がりだった。
 
岩路の言葉に衝撃が走った。

同時に、凪美子の頭に武尊の姿が思い浮かんだ。
 
つい最近会った武尊は、痩せ細った、違和感のある顔色、日焼けではなく、それは黄疸症状だったことを知る。
 
思い返して、凪美子は愕然とした。

あの日、自分に会いに来たのは、あらゆるものを覚悟した上での、別れだったと、あの時の武尊の言葉から、全てが納得できた。

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