幼馴染の溺愛から離れることができない
同居の知らせ
今リビングにいるんだけど
お母さんから爆弾を落とされた
今からお母さんは仕事でアメリカに2年間行くみたいです

そんな大事なことなんで行く前に言うかなー
「そんなこと急に言われても困るんだけど」

「まーま、そんなことより」

そんなことよりってほんといつも急なんだから

「花音ちゃんひとりだと心配だから
一緒に暮らしてくれる人見つけたから」

えっ今なんて言った

「えー、なんで大丈夫だよ洗濯も料理もできるし」

「それは知ってるけど女の子ひとりだと何かと物騒でしょ」

「だけど…」

「決まったことだから文句言わない」

もー1人でも大丈夫なのに

「もう少ししたら来るから」

ピーンポーン

「あっ来たみたい」

もう来たの

「はーい、入ってきていいよー」

「お邪魔しまーす」

あれママの友達?

「あっ花音ちゃん久しぶりね」

「はい!お久しぶりです!」

あれ?この人誰だろ?

「まー煌くん」

「望結さん、お久しぶりです」
望結さんって言うのはママの名前なんだけど
それよりもこの状況は一体
「すっかり大人になったわね」

「はい」

「お母さん煌くんって誰?」

「花音覚えてないの?」

「うん、」

「あなたの幼馴染よ」

「いや、私が知ってる幼馴染は朔ちゃんだよ」

「うん、煌くんが朔ちゃんだよ」

「えっ!どうゆうこと」

だって私が知ってるのは朔ちゃんって男の子なのに
なんで煌くんって子が朔ちゃんなの

「だから!この子は煌朔」

「へっ?」

「あなたが小さいときに煌朔を発音できなくて朔ちゃんって言ってたのよ」

「えー!じゃああの朔ちゃんなの」

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