慟哭、禁断の果てに
だから、尚更なんだ

尚更、和宏さんに全部を背負わせたくない

ちゃんと、半分にしたい

「和宏さん、私はあなたとずっと一緒に生きていくと
約束しました。だから、余計にいろんなことで負担を
かけたくないの。」

和宏さんの温かい手が私の頬をそっと包み込んだ

壊れ物を扱うように、愛しいものに触れるように、、、

「だからだよ。だから、一緒にいたいんだ。すぐに
守れるように、気付けるように。」

私はコクンと小さく頷いた

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