あのね、私ね、
宇野の腕まくりしてる右肘を少しつまみながら、

「あのね、宇野…」

「ん、どうしたの?」

「あのね、あのね、あのね、…」

いざ言葉で伝えるとなると奥手が発生してしまいあのねしか言えなくなってしまった。

宇野がはぁ〜とため息をつきながら
「一ノ瀬が言いたいこと当ててあげようか」と少しにやけながら言う。

「ちょ、まっ…」私の言葉を遮るように

「待たない」と真面目な顔で言われた。

息をゴクリと飲む。

「一ノ瀬、俺のこと好きでしょ?ずーっと前から」

切れ長な目が私をみて真剣な顔でといてくる。はぐらかすこともできずに私はコクリと頷いた。

その時、宇野が私の耳元で囁いた。
「俺もだよ」って。

私は嬉しすぎて半泣きになっていた。
「ん〜〜〜〜」と言葉にならないで叫びながら宇野に抱きついた。よしよしって私の頭をポンポンしてくれる。

「宇野、宇野…」と口ずさみながら宇野を抱きしめる手を強くしていった。

その後、宇野は一旦、蘭を離し、向かい合わせに戻り、蘭の顔にチュッとキスをした。

私は鳩にでも突かれたような顔をしていたと思う。宇野は笑いながら言った。

「だから、一ノ瀬はやめらんねえ」

意味がわからなかったが宇野が幸せならいいと自己完結した。

不意に宇野にお姫様抱っこされ、ベッドに連れていかれた。

「えーーまって、するの?」

「もちろん、一ノ瀬の全てをいただくよ」

そして、また、チュッと短めなキスをした。

二人の夜はまだまだ長い。


'終わり'
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