セナカアワセ
「でわ、いきまーーーーす!!位置について、、、、よーーーーーーーい、、、」



パンッッ!!!!




ピストルの音と同時に湧き上がる歓声。




私達は、、、、、、2位!




このままキープして欲しい。



私にバトンを渡す友達が帰ってくる。




1位とは数メートル差。




これはまだ、、、行ける!




「はいっ!」



バトンを渡されて私は思いっきり地面を蹴った。




前の人、意外と早いけど、、、、




私の得意なのはコーナーなんだよね!



そう心の中で呟くと、コーナーに入ってスピードを上げた。



そして、




「3組越したーーーーーー!!」




アナウンスの声が私にまで聞こえた。




約束通り1位になったところでアンカーにバトンを渡す。




「行け、陸!!!」



アンカーの陸はニヤッと笑って走り出した。




そして、そのまま、、、、、、




「ゴーーーーーール!1位!2の3!!」




「「「「「「キャーーーーー!!!」」」」」」




応援席から歓声が上がる。




私は急いで陸の元に走った。


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