私、田口まりなは先生と不倫しています。
ななせと帰り道、携帯が震える。

開けると先生からだった。

久しぶり。

ただ一言。

なんだか、初めて連絡を取り始めたときに似ていて少し笑えた。

「どうしたの?」

と不思議そうに見るななせ。

「なんでもないよ」

「えーー教えてよ」

と言いながら駅まで走って帰った。

そして、長かった中間テストも終了し人生最後の冬休みに突入しようとしていた。
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