あやかし神社へようお参りです。
すっかり話し込み始めたふたりに、すっかりついて行けなくなってしまった。
胸の奥にモヤモヤしたものが広がっていき、なんだか胸が変な感じだった。
「あ、あの。三門さん。私、外へ出てもいいですか」
目をきょとんとさせた三門さんが、慌てて「ごめん」と口を開く。
何だかその間合いがとても気まずく感じた。
「篠を紹介したかっただけだから、もう大丈夫だよ」
「はい……あの、それじゃあ」
小さく頭を下げて社務所を出ていく。
ふたりの視線を背中越しに感じて、振り返ることができなかった。