あやかし神社へようお参りです。

 騒がしい声が遠ざかって行く中で、おばあさんが口を開いた。


 「このおもてら町はね、かつて、二つの種族が共存していた町なのさ。ひとつは、アンタや三門の坊やのような人の子。そしてもう一つは、彼らのような異形のもの。

────人の子はそれを、『妖』と呼ぶのさ」





< 51 / 465 >

この作品をシェア

pagetop