Sarcasm
「この貧乳の小娘め!!よくもジュピター様を裏切ったな!!世間なんて何も知らない甘ちゃんの分際で!!」

互いの銃の弾が切れ、二人は柱の陰から飛び出し、掴み合う。

「貧乳は認めますけど、私はあなたよりも世間を知っています!!甘ちゃんはあなたです!!」

マーキュリーは、ヴィーナスを投げ飛ばした。



戦いは警察官たちの方が優位で、プルートのメンバーたちはどんどん押されていく。

ドンドンドン、と部屋の扉が激しく叩かれた。

「ここにいるのはわかっている!!大人しく出てこい!!」

ドアはさらに激しく叩かれる。力づくで開けられるのも、時間の問題だろう。

「ジュピター様、どうしますか?」

ネプチューンが訊ねると、ジュピターは部屋にあった本棚を動かし始めた。重そうな本棚はすっと開き、隠し扉が現れる。

「こうなったら逃げるしかない!!」

ジュピターが扉を開け、中に入っていく。それがネプチューンにとってどれほど嬉しかったか彼は知らないだろう。

扉が、ゆっくりと閉じていった。
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