[完]君からの愛を


「莉果っ。ごめんね?泣かせてごめん」


「…っううう」


「でも、必ず戻ってくるから。…っ莉果」


私の肩を優しく掴んで、私と向き合った。


悠哉くんの目は、とてもとても強くて。



けれど、今まで見たことないくらい弱々しかった。



「莉果、俺の事を待っててくれますか?」


そんなの、答えなんて決まってるよ


「…っもちろんっ……」


何年でも何十年でも待つよ。

< 100 / 118 >

この作品をシェア

pagetop