[完]君からの愛を



「てかさ」


外も薄暗くなりかけた頃、ポツリと椎名くんが口を開いた。



「ん?」



横を見て首を傾げると



「…っ////」



顔を真っ赤にして口元を手のひらで覆ってる



「どうしたの?」


「あのさ、思ってたんだけど何でまた‘椎名くん’に戻ったの?」



「あ」


そういえば、悠哉くんって呼んでたのに、また戻ってた。


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