恋の神様に受験合格祈願をしたら?
「だから、バレンタインデーにチョコを交換しようか。本命同士でさ。ぬいぐるみはニコの部屋に飾ってよ。白のが『ニコ』って名前で、茶色はオレの名前ね」
 大志さんの腕が私を包み隠すように動いた。
「好きだよ」
 耳元で大志さんのイケメンボイスと息が……。
 こんなとこで、それは反則です。
 感じちゃって、足がガクガクしてきたよ。
「あの、ラッピングはいかがしましょうか」
 店員さんが顔を赤らめた。
「もちろん、お願いします」
 私は大志さんの体温と感触にグズグズになりながら、声をあげた。

Fin
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