俺が必ず守るから


「わたし、今日はバス乗ってみようかな。」


「だめだ!やめとけ」


わたしの言葉に海斗がすごい剣幕で反対した。


「海斗?」


なんだろう?なんでそんな海斗が怒んだろう?

ちょっと怖い。


「いや、あれだよ、親に絶対っていわれてるんだろ?だったら、乗らないほうがいいんじゃないかなと思って」


海斗はそういったけれど、あのときの顔は怒っていたし、少し焦ってるようにもみえた。

まるでわたしがバスに乗っちゃいけない理由を知っているみたいに。

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