俺が必ず守るから


どのくらいたったんだろうか。

花火がもうすぐあがるというアナウンスが流れてきた。


「ごめん、2人ともありがとう。もう大丈夫だから、2人は花火みて。
わたしはお母さんが迎えにきてくれるから」


「本当に大丈夫?」


「別に俺たち今年最後ってわけじゃないんだし、無理しなくていいんだぞ」


「ううん、本当に大丈夫。ありがとう」


泣いてすこしすっきりした。

それにやっぱり海斗に会うために、看護師になりたかった。

そのために頑張りたい。勉強したい。



今すぐにでも、自分の自由な時間がなくなったとしても―――
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