【本編完】最恐No. 1はそこにいる
第十五章 あれから




あれから俺も族の仲間が出来た。


抗争は何回か起きたが難なく終息していった。


全員が高校を卒業する頃にはツーリング旅行を楽しむまで仲良くなった。



そうだ、

けーちゃん達とも卒業しても呑みに行く仲だ。


組の方はと言うと、

卒業と同時に組長になり忙しくも楽しい日を送っている。

雷と瀧が組に入るとなった時は驚いた。

だが組のみんなとも仲良くやっているようで一安心だ。


後は表の仕事。

株主としているが近々海と瑞樹を初めとした俺が集めた人材で会社を起こそうと思っている。


鱗と詩音だが、

大学卒業後結婚し迅さんの仕事を継ぐように勉強中だ。


雷はモデルを副業に音楽活動を頑張っている。


光は良い教師を目指して頑張っている。




みんなそれぞれ道に進んだ。

だけど心の中には一緒にいた思い出がある。



力の無い頃はみんな何も出来なくて、

生きる気力を失ったこともある。


だけど今はみんな馬鹿やって笑い合ってる。

これからもそうやって楽しく生きて、

死ぬ時も笑顔で逝けたらいいな。






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