BRST!



「そうだなー。まず今朝のことから順を追って話していこうか。」


うわあ、昴くんもの凄く生き生きしてる。言葉通り説明し始めた彼の話に耳を傾けた。


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――――…



《昴 side》




現在俺たちが立っているのは3Bの教室前。ただならぬ雰囲気を感じ取ったらしい磯部先生は、そわそわしながらも口を開いた。


「あ、相川先生。これはどういうことでしょうか…。」

「そうですね。…不気味ですね。」


何故このような発言をしたのか。…と言うのも、教室から聞えてくる筈の騒音が全く聞こえてこないからだ。


おかしい。あれだけ騒いでいた連中がたった一日でこうも静かになるわけがない。


…もしかすると。


「磯部先生。とりあえず入ってみましょうか。」

「…え!ぎ、逆に怪しいですよ!ドアを開けたら何が降ってくるものやら…。」


いや、俺の予想だとそれはないだろう。慌てふためく彼を尻目に、教室の扉を思い切り開けた。


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