BRST!



恐る恐る顔を上げて金髪と視線を合わせる。




すると。


"キラッ"と効果音でもつきそうな勢いで親指をグッと突きたてた響兄に、予感は的中したのだと悟った。




そしてそのまま破綻した顔を気に掛ける様子もなく昴くんへと直進した彼は、一言。



「稜ちゃんのバスト、最高だね昴…!」

「、はあ!?」

「いや~お兄ちゃん感動しちゃったよ!勝手に触って悪かったとは思ってるんだよ?あ、ここ大事だからもう一回言うよ?勝手に触ってごめ――」

「稜!この変態にまさか…!」

「あー…、はい。たった今。」




白目をむきそうになりながらもそう返せば、昴くんの顔が段々と赤く染まっていくのが分かる。


あ、なんか、まずい予感。


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