君にぶん投げる、アイラブユー



年が明けて早1ヶ月。

あっという間にこの季節がやってきた。


女の子にとって告白をする大チャンスである。


そう、

バレンタインデー。




「おはよう、多賀君…」

「あーおはよー港さん、
…なんか鼻息荒くない?牛みたいだけど大丈夫?」

か弱い女の子になんの悪気もなく"牛"なんて言い放ったこの男、多賀慎也。

私の好きな人。

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